重要文化財 -旧永井家住宅 町田市薬師池公園-

町田市薬師池公園 -旧永井家住宅について-

永井家は多摩丘陵で代々農家を営んでいた。この建物は、現在位置の北方約3.3キロメートルのところにあったが、多摩ニュータウンの建設にともない町田市に寄贈され、昭和50年(1975)にこの薬師池公園に移築された。建築年代については資料を欠くが、構造手法からみて17世紀末ごろと推定される。

桁行15.0メートル、梁間8.8メートル、寄棟造、茅葺で、正面に土庇、土間側面に突出部を設け、屋根を葺き下ろしている。平面は広間型三間取りで下手を土間とし、床上にはヒロマ、デイ、ヘヤが配されている。デイは板敷、ヒロマとヘヤは竹簀子(すのこ)で、天井は三室とも簀子天井になっている。ヒロマ正面は袖壁付の格子窓(ししまど)となっており、ヒロマ、ヘヤ境には押板が設けられている。側回りは開口部が少なく、閉鎖的である。

この住宅は都内では最古に属するもので、広間型三間取りの平面、四方下屋造の構造、しし窓や押板など、神奈川県の古民家と類似点をもち、その分布を知るうえで重要な遺例である。

掲載情報
所在地 東京都町田市野津田町3270
URL 町田市ホームページ
引用・参考 町田市薬師池公園 案内板(東京都教育委員会)
掲載日 2014年11月

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